鬼滅の刃

『鬼滅の刃あらすじ』助っ人登場!恋柱VS上弦の肆

第123話 甘露寺蜜璃の走馬燈

その刀に勝機アリ?

甘露寺蜜璃の愛刀は

極めて薄く

柔い

技の速度は宇髄天元をも上回っている

強力な刀の「しなり」に加え

女体であるが故の

筋肉の柔さ

関節の可動域の広さがその速さを可能にしている

ともすれば

自分自身をも

切り刻むような扱いの難しい刀

彼女の為に作られた

彼女だけが使える刀である

ドドン!ドンドンドン

木の龍が甘露寺に襲いかかる

恋の呼吸 弐ノ型

懊悩巡る恋

陸ノ型

猫足恋風

憎の鬼(この速さでもついて来るか

ならば

術で埋め尽くす)

血鬼術

無間業樹

無数の木の龍が出てき襲いに来る

甘露寺(キャーーー!!

広範囲の術!!

受けきれるかしら!?)

恋の呼吸 伍ノ型

揺らめく恋情・乱れ爪

甘露寺の刀が鬼の頚を捕れえるが……

甘露寺(ん!?

なにかしようとしている!?

でも大丈夫

頚を斬れば……)

炭次郎「甘露寺さん

そいつは本体じゃない!!

頚を斬っても死なない!!

甘露寺(えっ!!

やだホントに!?

判断間違えちゃっ……)

狂圧鳴波!!!

ドッ……

甘露寺はその場で意識が飛び膝をつく

憎の鬼(信じ難し!!

この小娘

今の攻撃を喰らって尚

肉の形を保っているとは!!!

喰らう直前に全身の筋肉を硬直させた?

しかしそれで耐えられる代物ではないぞ

解せぬ

いやそうかこの小娘

図体に見合わぬ筋力……

特異体質

これは良い

質の良い肉を

喰らうことは強さに直結する

しかしまずは

頭蓋と脳味噌を殴り潰しておくとするか

甘露寺蜜璃とは?

この拳到達するまでの一瞬で

甘露寺蜜璃は走馬燈を見た

甘露寺蜜璃の過去

見合い男「君と結婚できるのなんて熊か猪か牛くらいでしょう

そのおかしな頭の色も

子供に遺伝したらと思うとゾッとします

このお見合いは無かったことに

私のことは忘れてください

さようなら」

二年前

甘露寺蜜璃

17歳

お見合いが破断する

彼女は特殊な肉体を持つ人物である

筋肉の密度が常人の八倍ある

一歳二か月の頃

弟を身籠っていた母を気遣い

四貫もの重さの

漬物石を持ち上げた蜜璃

肝が据わっていると評判だった母は

この日人生初で腰を抜かした

そして

彼女はよく食べた

相撲取り三人よりもまだ食べた

見合いが破断した日

これは隠さねばと思った

髪は染め粉で黒くした

食べたいのをぐっと堪えて頭が朦朧とした

いっぱい嘘を吐いて

力も弱い振りをした

家族みんなが彼女を心配していた

そうすると結婚したいと言う男が現れた

甘露寺(……

いいのかな?

これいいのかな?

私一生こうして生きてくのかな?

いっぱい食べるのも

力が強いのも髪の毛も全部私なのに

私は私じゃない振りするの?

私が私のままできること

人の役に立てることあるんじゃないかな?

私のままの私が

居られる場所ってこの世にないの?

私のこと好きになってくれる人はいないの?

こんなのおかしいよ

おかしい!!)

炭次郎たち「ぐわあああああ

ドオッ

甘露寺を庇うように倒れる

甘露寺(あれっ!!

私 意識飛ばして……)

炭次郎「立て立て立て

次の攻撃くるぞ」

玄弥「わかってるっつーの!!」

炭次郎「甘露寺さんを守るんだ!!

一番可能性のあるこの人が希望の光だ!!

この人さえ

生きていてくれたら絶対勝てる!!

みんなで勝とう!!

誰も死なない俺たちは……」

ドン

ピシャア

雷の攻撃だ!!

憎の鬼(やったか?)

甘露寺「みんなありがと~~~!!

柱なのにヘマしちゃってごめんねええ

仲間は絶対死なせないから

鬼殺隊は私の大切な場所なんだから

上弦だろうが何だろうが

関係ないわよ

私悪い奴には絶対負けない

覚悟しなさいよ

本気だすから」

泣きながら雷を斬った……

【第123話 終わり】