最近のワンピースでは、とくにルフィとカタクリとの戦いが一番白熱したように感じています。
ワンピース史上類をみないほどの戦闘ボリュームで、漫画の巻数で言うと約2巻にまで及ぶ長くボリュームのある戦闘になりました。そこで、この長い戦闘を見やすいようにしてみました。
「カタクリ」について

名前 | シャーロット・カタクリ |
---|---|
悪魔の実 | モチモチの実(覚醒済) |
懸賞金 | 10億5700万ベリー |
武器 | 土竜(モグラ) |
シャーロット家の次男であり、3将星が一人です。シャーロット家では最強と言われています。
モチモチの実の能力者で、餅をモチーフにした戦闘で強いだけでなく、見聞色の覇気を鍛えすぎて少し先の未来が見えるほどにまでなった10億超えの怪物です。
カタクリの技も一覧にしてみました。
カタクリの技:モチ突

自らの腕をモチに変化させて、回転を加えて武器の”土竜”を相手に向かって突く技です。壁にヒビ一つ付かないほどの高回転で攻撃力が高いです。
カタクリの技:流れモチ

悪魔の実を覚醒した技。モチモチの実を最大限に活かして地面をモチに変換して相手を捕まえる。
カタクリの技:加々身モチ

覚醒したモチモチの実で相手を襲わせる。捕まえた相手の酸素を奪い窒息死させる技。
カタクリの技:焼餅

自分の腕ごと焼き切り破裂の勢いで拳を飛ばして相手に攻撃する技。
カタクリの技:餅吟着

いくつものモチを作りだし、そこから覇気を纏わせてた拳で攻撃する。ルフィのゴムゴムのガトリングの実体有版になるので完全な上位互換。
カタクリの技:角モチ

見聞色だけでなく鍛え上げられた武装色の覇気を練り上げた状態で、腕をモチで固めて殴りつけるシンプルだけど強い強化技。
カタクリの技:力餅

モチから角モチをつくりだして相手を殴りつける技。
カタクリの技:斬・切・餅(ザン・ギリ・モチ)

腕のモチを巨大化させて相手に当てる。モチは相手を離さずに、カタクリの持つ超絶パワーと濃密な武装色の覇気を地面にそのまま叩き落とす。

将星カタクリの最強の必殺技。見るからに凶悪な力技。
さて、次から海賊ルフィVS将星カタクリについてをまとめていきます。カタクリとの勝負はとても長くて、大きく分けて3ラウンドに分けています。
- カタクリ戦:第一ラウンド
- カタクリ戦:第二ラウンド
- カタクリ戦:決着
まとめたものを順番に紹介していきます。
【第一ラウンド】海賊ルフィVS将星カタクリ

仲間たちを逃がすために、タイマン勝負に持ちこんだルフィ。「ここなら存分に戦える!!」と満足気でもあります。
カタクリが一番ヤバい奴と直感でわかったのでしょう。

カタクリは三将星で最強の男で、その上で見聞色や武装色など覇気も明らかに格上の相手です。
”ゴムゴムの実”VS”モチモチの実”

いきなりルフィは前回です、”ゴムゴムの鷹銃乱打”で攻めますが、全て受け止められます。

それどころかそのまま反撃します。ルフィのゴムは伸びる戦闘スタイルですが、ゴムとモチは似ている性質ですが、明らかに上位互換な能力です。
カタクリのモチの力は増えることも作ることもできて、超人(パラミシア)というよりはどちらかと言うと、自然(ロギア)に近いものがあります。身体自体も変形させたり変えたりすることもできます。

さらに、ルフィの十八番でもある”エレファントガン”もあっさりと押し返される。
一人に集中させてくれ
ルフィを見切ったカタクリは近くにいたブリュレを起こして、仲間たちをお襲えと指示する。
「威勢よく船員達を守ったかと思えば、船長はこのザマだ…!!兵士を連れてって船に火でもつけて来い!!」と言います。ルフィは戦いに集中できなくなります。
その隙をカタクリにつかれてどんどんボロボロに。
ようやく鏡を見つけて、

ルフィがナミに指示を出します。
ブリュレのつくる鏡世界(ミロワールド)は鏡がなければ、いくことができません。

ルフィはカタクリとの一騎打ちをしたいよう。倒さなければいけないと本能で感じているのでしょう。
途中、ビッグ・マムの奇襲もありましたが、ジンベエの技術と仲間たちのおかげで窮地をのりっきたサニー号。ナミはサニー号にある鏡を全て割って、ルフィをカタクリとの戦闘に集中させるようにした。

「急いで来いよ!!お前ら さっさと着いて…待ちくたびれそうだ!!」という言葉をクルー達に告げて最後の鏡をルフィは割った。
未来をも見る見聞色
見聞色を鍛えすぎて、少し先の未来を見るということは攻撃を躱すことも、当てることも容易になるということ。
いくらルフィが早く動いたところで、見聞色によってカタクリからは逃げられない。

カタクリからの攻撃も避ければ避けた方にまた攻撃が来て、ルフィの疲労度も倍になりますが、それはカタクリも同じこと。ルフィはお決まりの持久戦にもって作戦をたてていく。
完璧なカタクリの綻び

カタクリは常に完璧であるそれは戦闘だけでなく、普段日常でも同じだという。これだけ力の差を見せつけたカタクリだが、ルフィ相手に一切の油断をしない。

”流れモチ”で捕まえたルフィがついにギア4を発動させようとしたのを、カタクリは逃さない。

ギア4にさせさせない。ほんとに完璧な男で油断も隙もないということ。絶体絶命のルフィ。モチモチの実の覚醒技”加々身モチ”でルフィを窒息死させようとします。
ここで、カタクリは油断をする。
毎日定刻にメリエンダ(おやつの時間)をとるという。ルフィを窒息死させたと油断してメリエンダをとりだすカタクリ。
しかし、窒息死するどころモチごと食って復活してきたルフィ(そんなのありかww)
メリエンダの社ごと”エレファントガン”で破壊すると、

兄弟や部下たちが言っていたカタクリとは違う、全くの体たらくのカタクリの姿があった。
カタクリの油断を見逃さずに攻めまくる

本来の姿を見られたことによって、平常心を保つことができなくなったカタクリ。ルフィのギア4の技をことごとく喰らいます。
カタクリの鍛えられた武装色もギア4ならば対等に戦うことができると果敢に攻めていくルフィ。カタクリが強い理由はモチではなく”見聞色の覇気”だと気づくルフィ。

しかし、攻撃をもらうごとに冷静さを取り戻すカタクリ。
「もう二度とスキは見せん」
と、力技”力餅”でギア4状態のルフィをぶっ飛ばす。
一時退却するルフィ
冷静さが戻ったカタクリに対してルフィは”バウンドマン”でさえ、手も足もでなくなります。攻撃するたびに”力餅”で反撃されて、見聞色でかわされる。

そうこうしている内に、時間切れになります。第一ラウンドはここで終了になります。
覇気がなければ絶対に勝てませんからね。できるだけ遠くに逃げるルフィ。
カタクリも”流れモチ”で追いかける。ルフィはブリュレをたまたま見つけてミロワールドか脱出してカタクリがから逃げ出します。
【第二ラウンド】海賊ルフィVS将星カタクリ

改めて感じる、自分よりも強い奴の凄さに、ルフィは超えたいという願望をいだきます。第一ラウンドは一方的にやられはしたが、カタクリの弱点を探っていた。
- 覇気は消耗する
- 見聞色も弱くなっていく
- そして自身の覇気を鍛える
レイリーからの教えで、
ルフィ、稽古はつけたが”覇気”は…実践状態にこそ更に開花する
強敵と向き合う程に…お前は益々強くなる
「……俺にも見えるかな…少し未来」
ルフィは自分よりも格上の相手、10億のカタクリを超えるための勝負にでる!!
覇気を鍛えるために「カタクリ」に挑む
てっきり逃げ出したと思っていたカタクリ。逃げるよりも死を選ぶかと。
「逃げる」のと「逃げ出す」のとは全然違うと言わんばかりに、カタクリに宣言する「お前に勝ちに来た!!」
しかし、そんな簡単な相手ではない。
いくら神経を集中させても急に鍛えられたりはしない。しかし諦めないルフィ。

何か掴めそうな感じがありながらも、倒れながらでも、再び起き上がる。
攻撃には意思がある
気配がある…
闇雲にてを出すな、ルフィ!!
神経を研ぎ澄ませるルフィ。
徐々にだが、低確率でカタクリと同じ少し先の未来が見えるようになり、攻撃をかわしだすルフィ。
そんな時にシャーロット家36女のフランペが、カタクリに褒められたいがために、ルフィに吹き矢をしかけます。カタクリに集中していたルフィは油断してくらってしまいます。
その一瞬を逃すカタクリではなく、怒涛の追い込みをかける。
「なぜ気を抜いた…!?!!」

”モチ突き”で腹をえぐり、”餅吟着”でトドメをさす。猛攻撃をしかける。
しかしこの時カタクリにあったのは油断したルフィに対しての疑問だった。この戦いの中でカタクリはルフィに対して強者という、敵ながらに敬意を感じていたのだと思う。

フランペの攻撃を見抜けなかった自分を許せずに、ルフィにしように自分の腹をえぐり出す。

フランペに対して一喝をする。
おそらくカタクリはあまりの強さにライバルというものがおらずに、同時にライバルとうい存在を欲していたのだと感じる。妹や部下たちに自身の顔のことをバカにされるも意に返さずルフィに謝罪をする。
認め合う二人
ルフィも「海賊の勝負に卑怯なんて言葉はねぇ、避けきれなかったおれが悪い…!!」と、もはやこれは敵というよりも友達みたいな感覚になってきました。

息もぴったりで、お互いの覇王色の覇気でその場にいた、フランペや部下たちを失神させました。

カタクリがルフィを認める言葉を口にします。お互い残りの体力は少なくなっています。
お互い持てる力で衝突します。
【決着】海賊ルフィVS将星カタクリ
殴り殴られ、どんどんと体力も削られていく二人。しかし、どんどんルフィが劣勢に立たされていきます。

お互いの体力も残り少なくなっている状態から、お互いの持てる力を全力でぶつけ合います。
まずは、ルフィから最後のギア4を出します。
ルフィの切り札ギア4”スネークマン”

バウンドマンよりも、スピード重視にした”スネークマン”。いくら見聞色で未来を見ても、それを上回るスピードでぶつけるつもりです。
追尾する”大蛇(パイソン)”でカタクリを追い詰めます。続けて”JET大蛇砲(カルヴァリン)”避けきれないカタクリ。
カタクリの奥義”斬・切・餅(ザン・ギリ・モチ)”

腕のモチを巨大化させて相手に当てる。モチは相手を離さずに、カタクリの持つ超絶パワーと濃密な武装色の覇気を地面にそのまま叩き落とす。

将星カタクリの最強の必殺技。見るからに凶悪な力技。いくら大量の武装色の覇気でつくっているギア4でも超ダメージをくらうルフィ。
それでも起き上がる!!
痛ぇ!!
苦しい
腹へったぁ
ウォォォォォー
カタクリが「何を言って…ゼェ、やがる…!!」
ルフィ「思った事全部だよ!!もうスッキリした!!倒れろカタクリィーーーー」
限界をとうに超えている二人がぶつかり合う。
そんな二人が最後の一撃を放つ!!

お互いの最強の技をくらい倒れる二人。
そして最後に立っていたのは、

ルフィだった。
海賊ルフィVS将星カタクリのまとめ
- この戦いでルフィは10億超えの懸賞金に
- 覇気を鍛える修行になった
- 生涯のライバルになりそうな勢い
- カタクリもルフィを認める
カタクリは倒れる前に、「ハァ…いつかお前は…”ビッグ・マム”を…ハァ、…倒しに来るのかて…?」と聞きます。これにはすごいルフィに対してすごい深い何かを感じているから出た質問な気がします。
そして嬉しそうな感じにも見えます。
この戦闘からルフィとカタクリ生涯のライバル、もしくは仲間(実質の船員とかではなく共通の敵と戦う仲間)とかなりそうな予感がします。
とても見応えがあったし、個人的には一番好きな戦闘だったのでまとめました。
以上です。
違う記事も見てくれると嬉しいです。